【小説家になろう】おすすめ青春サッカー小説!
どうも、えとちゃんです。
今回は有名な小説投稿サイト『小説家になろう』の中でオススメする作品を紹介しようと思います。
その名も『やり直してもサッカー小僧』です。
あらすじ
以下、あらすじの引用です。
試合中の怪我によりサッカー選手としての道を絶たれた男がいた。
後に彼が黒猫を助けようとして事故にあった時にその運命が一変する
目を覚ますと己が初めてサッカーに触れた小学三年生に戻っていることを確認したのだ。
「もう一度サッカーができるってことか……」
歴史やタイムパラドクスなど一切気にしないサッカー馬鹿が、今度こそはと真剣にサッカーに打ち込む物語。
昨今大人気のなろう小説の中でも異色の、サッカーを題材にした作品です。
だいたいのなろう小説は異世界転生or異世界転移やゲームキャラに憑依といったモノですが、この作品では夢破れた青年が"自身の過去に逆行"するお話です。
この作品を読んで
この作品は2012年9月13日に連載が開始され、2014年5月18日に完結しました。
転生・逆行モノの作品にありがちな"俺TUEEEE"や"チーレム無双"といった要素がなく、ただただ単純に主人公が自身のサッカーに対する情熱を追いかける作品。
だからこそ、読んでいて心が熱くなりました。
私自身小学校から大学までサッカーをやっていた(現在も社会人チームでプレイ中)こともあり、サッカーに関しての後悔は多々あります。
この作品の主人公のように大怪我をして絶望したりといったレベルのことはないですが、今まで感じてきた後悔を"もしやり直すことができるなら!"と何度思ったことでしょう。
そういったこともあり、この作品に出会った時は衝撃を受けました。
現実では難しくとも、創作の中では全てが自由。
この作品を読むうちに自然と主人公に感情移入して、数々の困難を乗り越える度に心がすっとしたのです。
ネット小説では読者を置いてきぼりにしてしまう作品も多いですが、これはガッチリと読者を掴み、そのまま最後まで突っ走ってくれます。
見所
サッカー小説というのはどうしても試合中の描写が難しくなってしまいがちです。
なので、サッカー漫画は数多くありますが、サッカー小説というジャンルはあまり栄えてはいません。
サッカー漫画では練習試合から実況があったりしていますが、小説でそれをやっても臨場感がなく白けてしまいますしね。
なにより一人称では主人公以外の描写がどうしても難しくなり、三人称では主人公たちのリアルな感情や熱意が伝わりにくくなってしまいます。
もちろん著者の文章力でそのあたりは変わってきますが、アマチュアでは少し難しいでしょう。
そういうこともあり、私もこの作品のあらすじを読んだ時はあまり期待していませんでした。
しかし、この作品は良い意味で期待を裏切ってくれたのです。
その要素が『鷹の目』というアイデア。
読んだ時は「その手があったか!」と思わず唸ってしまいました。
"ピッチ上を俯瞰して見ることのできる"というこの能力を主人公が有していることで、一人称と三人称のどちらのメリットも盛り込んだ描写を行うことができたのです。
実際現実の有名なプレーヤーの中にはこういった能力を持っている人もいるようですし、説得力もあります。
この要素によって、そこらのサッカー小説とは一味違った作品になっています。
最後に
この作品は、学生時代の熱を改めて感じることのできる作品です。
サッカーをやっていた人はもちろん、その他部活動や熱中したいたもののある方にぜひ読んでもらいたい!
忘れていた青春の熱さを、再び感じてみてください!
Amazonでも取り扱っているみたいなので、気に入った方は買ってみるのも良いかもしれません。
ではでは。
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